2015年6月29日月曜日

いつでも音楽が満ちているから

山に囲まれて、川もすぐそばにあるから
いつでも、鳥や虫や蛙の声がしている。

風がそよげば、植物がざわめいて
雨だって、音楽になる。

そんな場所に住んでいると、ほんとうに音楽を聴かなくなった。


そんななかでも、聴いてもいいなと思える音楽は
とっても稀で。


わたしにとっては、いつでも聴ける音楽は
心地いい布を纏うような、そんな存在。

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・Brian Eno / Ambient 1 Music for the airport

空港のための音楽。
音と音の間が、とっても気持ちいい。




・Linda Perhacs / Parallelograms

やわらかな声が、どこまでもしみわたっていく。
すこしの毒を感じながらも、何度でも聴ける美しい音楽。うた。

2015年6月27日土曜日

ひらく


うつくしさが、あふれる。

ひらいたのなら。


ひらくまでの、かたくて、あおい時間が
ひかり、はらんで
花となる。


ひらくのは、こわい?

まもってきた、無垢なやわらかさを
傷つけられてしまうかもしれないから?

隠してきた、ドロドロ、ボロボロの 醜い中身を見られたくないから?

でも、ひらいてみないと、わからないこと、たくさん。


世界に、敵をつくっているのは
自分自身なのかもしれないよね。


ひらいてみれば、
世界は想った以上に ずっと
やさしくて、あたたかい。の、かも。


ね。